映画「ブラック・スワン」衝撃の展開と狂気のラスト…その評価は?<あらすじ 解説 考察 レビュー>
text by 編集部
映画『ブラック・スワン』イラスト:naomi.k
ブラック・スワン
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- 原題:
- Black Swan
- 製作年:
- 2010年(アメリカ合衆国)
- 監督:
- ダーレン・アルロフスキー
- 脚本:
- マーク・ヘイマン, アンドレス・ハインツ, ジョン・J・マクローリン
- 撮影:
- マシュー・リバティーク
- 音楽:
- クリント・マンセル
- 配給:
- 20世紀フォックス
- 上映時間:
- 108分
- 出演:
- ナタリー・ポートマン, ヴァンサン・カッセル, ミラ・クニス, バーバラ・ハーシー, ウィノナ・ライダー
アカデミー賞 - 主演女優賞
アメリカ映画協会 - ムービーズ・オブ・ザ・イヤー
英国アカデミー賞 - 主演女優賞
衣裳デザイナー組合 - 映画衣裳デザイン賞(コンテンポラリー部門)
ゴールデングローブ賞 - 主演女優賞(ドラマ部門)
インディペンデント・スピリット賞 - 作品賞、監督賞、主演女優賞、撮影賞
サターン賞 - 主演女優賞、助演女優賞
ヴェネツィア国際映画祭 - マルチェロ・マストロヤンニ賞
- 演出:
- 12点
- 脚本:
- 11点
- 配役:
- 15点
- 映像:
- 14点
- 音響:
- 13点
映画「ブラック・スワン」をあらすじ(ネタバレあり)、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! ダーレン・アルロフスキー監督による衝撃の問題作を評価、採点、レビュー。ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダーら出演。この映画の真の魅力、そしてその結末とは?
ブラック・スワンのあらすじ
ニューヨークの名門バレエカンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、スターダムに立つために、血のにじむような努力をしていた。かつてバレエダンサーを目指していた母親のエリカは、叶わなかった自身の夢を娘に仮託している。
劇団は次回公演の準備期間に入る。演目は「白鳥の湖」である。演出家のトマ(ヴァンサン・カッセル)は、長らくトップバレリーナであったベス(ウィノナ・ライダー)に引導を渡し、若手から主役を抜擢すると発表。新人のリリー(ミラ・クニス)やヴェロニカ(クセニア・ソロ)と共に主役候補に挙げられたニナは、寝る間も惜しんで練習に励む。
そんな折、ニナは風の噂で主役がヴェロニカに決まったと聞き、トマと直接面会し、演目に駆ける思いを吐露する。そんなニナに対し、トマは突然キスをする。ニナは突然のことに驚き、トマの唇を噛んでしまう。主役就任は絶望的かと思いきや、トニが主役に求めていたのは、ニナが咄嗟に見せた、なりふり構わない攻撃性であった…。