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2024年もっとも期待の海外映画は…? 話題必至のハリウッド映画5選。全世界が注目する珠玉の公開待機作をセレクト

text by 編集部

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』や『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』など、フランチャイズへの回帰傾向が目立った2023年の海外映画。この傾向は、2024年もしばらく続くようだ。今回は、大人気シリーズの続編が目白押しの今年の期待の海外映画を5本紹介しよう。(文・編集部)

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鬼才ノーランが描く「原爆の父」
2023年最大の話題作がついに日本上陸!

『オッペンハイマー』

監督のクリストファー・ノーラン【Getty Images】
監督のクリストファーノーランGetty Images

監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン
原作:カイ・バード
キャスト:キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.

【あらすじ】
第二次世界大戦最中。物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を推進する米政府のマンハッタン計画の原爆開発プロジェクト委員長に任命される。その後、人類初の核実験であるトリニティ実験に加え、日本への原爆投下も成功させた彼だったが、あまりの犠牲の多さに衝撃を受け、その後は水爆実験の禁止運動を推進するようになる。しかし、このオッペンハイマーの行動は、政治家や科学者との対立を生み始め、やがて彼はソ連のスパイとして赤狩りの対象者になってしまう…。

【注目ポイント】
「原爆の父」と呼ばれるロバート・オッペンハイマーの伝記映画。監督は『インセプション』(2010)『インターステラー』(2014)のクリストファー・ノーランが務め、主人公オッペンハイマーを『28日後…』(2002)のキリアン・マーフィーが演じる。

原子爆弾を扱っているだけに、長らく公開が検討されていた本作。アメリカで本作が上映された2023年9月には、同時期に公開された『バービー』と掛け合わせた「Barbenheimer」というミームが誕生し炎上するなど、話題ばかりが先行していたきらいがある。

そんな本作だが、2023年12月7日にビターズ・エンドによる配給が決定し、ようやく国内での配給が決定した。アメリカで見た観客によれば、本作は、ノーランらしく複数の時間軸からオッペンハイマーの数奇な人生を描いた作品になるという。

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