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新時代のホラー作家アリ・アスターが描く
シュールな不条理コメディ

『ボーはおそれている』

映画『ボーはおそれている』
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監督:アリ・アスター
脚本:アリ・アスター
キャスト:ホアキン・フェニックス、ネイサン・レイン、エイミー・ライアン

【あらすじ】
母子家庭で、母親の抑圧を受けながら育ったボーは、いくつもの不安症を抱えながら、下町のアパートで暮らしていた。そんなある日、彼は、今しがたまで電話していた母が奇妙な死を遂げたとの知らせを受け、実家に戻ることになる。しかし、母の元へでかけようとアパートを出た途端、そこはもはやいつもの日常ではなくなっていた。彼を待ち受けるのは現実か?それとも妄想か?帰省の道のりは、いつしか世界をまるごと飲み込む壮大な旅路へと変貌していくー。

【注目ポイント】
『ヘレディタリー 継承』(2018)や『ミッドサマー』(2019)で知られる鬼才アリ・アスター監督作品。主演を『ジョーカー』や『ナポレオン』で知られる名優ホアキン・フェニックスが務める。

アスター自身「ユダヤ人の『ロード・オブ・ザ・リング』」と語る本作は、2011年に制作された短編『Beau』を原作としたもの。試写会を見た観客によれば、ホアキン・フェニックス演じるボーの悪夢が4幕に渡り延々描かれるのだという。

なお、本作は、3時間という長さも相まって本国では大コケに終わっており、批評家筋も賛否両論に分かれている。本作が日本でどのような形で受け入れられるのか、今後に刮目したい。

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