続編を感じさせる魅力的なキャラクターたち
そして続編が魅力的であるもっとも大きな理由はキャストである。まずはなんといってもマッケナ・グレイス演じるフィービーだ。ハロルド・ライミスの面影を感じさせるその眼差しはとてもキュートで、物語の中心に常に存在する魅力的なキャラクターである。
『~アフターライフ』ではゴーストバスターズのアイコンである、あの“プロトンパック”を背負ってフィービーが試し撃ちをするシーンがあるが、ファンにとってあの場面は心躍るほどの多幸感に満ちていた。
そして、フィービーの良き相談相手となるレイ、ビジネスの成功者となって金銭的にバックアップするウィンストン、美味しいところだけいつも登場するベンクマンの本家ゴーストバスターズの3人も、前作と比べて『~フローズンサマー』ではしっかりと物語に関わることで、シリーズ続編としての本気度を感じさせてくれる。
『ゴーストバスターズ フローズンサマー』の魅力を語るためについつい過去作や前作までも語ってしまったが、前作『アフターライフ』を含めて本作は『ゴーストバスターズ』の正統なる続編として文句ない出来であると約束できる作品なのだ。