アラサー女の心を掴むまっすぐすぎるアプローチ
花岡が侑里を支えてきたことを考えると、この2人を応援したい気もするが、やっぱりテオが強すぎる。まず、侑里は30歳のバリキャリ社長。周囲から頼られるのがデフォルトなので、“しっかり者でいなきゃ”と常にバリアを張っている。
そんな殻を破ってくれるのは、ともに戦ってきたビジネスパートナーではなく、社長としての顔を知らずに出会った年下男子なのかもしれない。
しかも、テオはとにかくグイグイとアプローチをしてくる。花言葉に「この恋に気付いて」という意味を持つリナリアの花束を渡してみたり(「花言葉の意味を調べてください」と自分からアピールするのも可愛い)、「僕とデートをしてください」とまっすぐな言葉で伝えてみたり。
第2話で、「アイスクリームを買いに行きませんか?」(=2人きりになりたいという意味が含まれている)と誘っていたのもズルかった。やはり、恋愛モードじゃなかった侑里の心を変えることができるのは、テオしかいないような気がしてくる。
ただ、花岡がリナリアの花言葉に気付いてしまった以上、侑里とテオの恋には暗雲が垂れ込めてくるだろう。もしも2人が恋仲だとバレてしまえば、テオの正式採用は白紙に戻ってしまうだろうし、侑里の社長としてのポジションも危うくなってしまう。
また、ラストには、「Dolce & Chocolat.」の広報を担当する明日香(鳴海唯)が、テオに好意を寄せている(?)ような描写も。明日香が本気でテオを好きだとするなら、侑里は部下と恋のライバルになってしまう。
侑里と花岡が結ばれれば丸くおさまるのだが、そう一筋縄ではいかないのが恋というもの。社内で巻き起こる秘密の四角関係がどう変化していくのかにも注目していきたい。
(文・菜本かな)
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