シーズン1から変化した…? 山下智久の自然体な演技の魅力とは? NHKドラマ『正直不動産2』第2話考察&感想レビュー
text by 寺島武志
NHKにて放送中の山下智久主演ドラマ『正直不動産2』。ウソがつけない不動産営業マン・永瀬とカスタマーファースト命の月下(福原遥)の名コンビが再び戻ってきた。今回は、第2話のあらすじとレビューをお届けする。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
ディーン・フジオカ演じる神木による復讐劇の幕開け
第1話では、永瀬(山下智久)によって大恥をかかされた、元登坂不動産のナンバーワン営業マンにして、ライバル会社のミネルヴァ不動産に転じた神木(ディーン・フジオカ)が永瀬に向かって「おまえからすべてを奪ってやる」と、不気味な宣告を告げた。
ここから神木による復讐劇が始まる予感がする初回放送だった。
そして第2話、桐山(市原隼人)が永瀬の自宅を突然訪れ、神木が登坂不動産を辞めてからミネルヴァ不動産に入社するまでの経歴を明かす。勤務する先々の不動産会社で違法な営業により何度も解雇され、ついにはホームレスに陥っていたところを鵤に拾われたことが分かる。
永瀬と月下(福原遥)は、客である輸入会社のバイヤー・寺島大助(迫田孝也)が売却を希望する、国立市にある空き家の物件調査をしていたところ、その家にはまだ寺島の父と息子が住んでいることが発覚する。
父は「絶対に出て行かない!」と告げ、片や大助は「もう縁を切った!」と譲らない。
家族間での話し合いをするよう勧める永瀬だが、その提案に怒った寺島は、あろうことか、神木に売却話を持ち込む。家に居座る父と息子を粗大ゴミ呼ばわりする大助の意を酌み、またも強引な手口で売却を進めようとする神木。
場面は神木が登坂不動産でナンバーワン営業マンだった頃の回想シーンに移る。永瀬は神木のアドバイスに従い、オーダーの高級スーツを買い、タワマンに引っ越す。
さらに様々な営業スタイルや心理作戦、そして、神木が得意とするタップウォークを伝授される。