神木が榎本美波の略奪作戦を開始!?
過去の神木の悪行は花澤(倉科カナ)にも知られることになるが、神木は謝罪するどころか開き直り、若手社員に自慢する始末だ。
ある日突然、寺島宅に廃品回収業者が訪ね、荷物を持ち出していく。もちろん裏で手を引いていたのは神木だ。息子から電話でSOSを受けた永瀬が駆け付け、一旦、神木と業者を引き揚げさせる。しかし、問題が解決したわけではない。
ここで永瀬は“例の風”を受け、法律上、家を出て行かなければならなくなるであろうということを正直に口にしてしまう。
一方、“カスタマーファースト”を身上とする月下は、寺島家が揉めている原因を探るべく、寺島の妻の実家がある栃木県益子町へと向かう。
神木は、永瀬に思いを寄せていた光友銀行融資係の榎本美波(泉里香)に接近し、交際を申し込む。永瀬に向かって「お前からすべてを奪う」という宣言を実行に移した形だ。
社に戻った永瀬はこの案件から手を引くことを勧められるが、踏ん切りがつかない。そこに社長の登坂寿郎(草刈正雄)から、重要なヒントを与えられる。このヒントが後に寺島の父と息子を救うことになるのだ。
それは「使用貸借契約」という法律だった。10年以上にわたって住み続けたことによって、居住者の意思を無視して勝手に売却は出来ないというものだった。