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紅の豚【ネタバレあり】あらすじ

© 1992 Studio Ghibli・NN
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その後、戦闘飛行艇(サボイア)の整備のためにミラノへ向かっていたポルコは、カーチスに奇襲されてしまう。エンジンの調子が悪かったため、攻撃をかわしきれずに、サボイアは撃沈するハメに。

ポルコは、大破してしまったサボイアをミラノのピッコロ社に持ち込むが、ピッコロの孫で17歳の少女フィオが直すと言う。その申し出に不安を感じたポルコは一度断るも、フィオの確かな技術と熱意に負け、サボイアの修繕を任せる。

無事に復活したサボイアに乗って出発しようとするポルコに、自分も乗せてくれと頼むフィオ。秘密警察にも追われている身のポルコは、しぶしぶフィオを乗せ、飛び立った。

ポルコがアドリア海の隠れ家に帰還すると、そこで待ち受けるのはカーチスと空賊たち。彼らはサボイアの破壊を試みる。それに対し、フィオは勇ましく堂々とした態度で空賊たちを止める。

凛々しく男たちに立ち向かったフィオに一目惚れしたカーチスは、ポルコと自分が一騎打ちし、勝った暁にはフィオと結婚、負ければサボイアにかかった修理費用をカーチスが全額負担するという条件で、決闘を申しこむ。

ポルコとカーチスの闘いは激しく、双方とも銃弾が切れてしまい、決着がつかなかった。すると2人は飛行艇をおり、素手の殴り合いになる。辛うじて勝利したポルコだったが、ジーナがイタリア空軍が迫っていると告げると、空賊や見物人は散りじりに逃げていく。

それから数年が経ち、ポルコの姿はどこにもなかった。ポルコのことを待つジーナ。遠くにはサボイアが飛んでいた。

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