第7話『偽装う/壁を抜ける!? 天狗伝説殺人事件!』
学会に出席した湯川と助手の栗林(渡辺いっけい)は、同席した湯川のゼミ生・遠野みさき(逢沢りな)に誘われ、彼女の地元にある神社に足を運ぶことに。神社には鳥天狗のミイラが奉られてあるという。
その2週間前。神社では、神主が白骨死体で発見されていた。神主には持病があり、地元警察は事件性はないと判断。一方、町では神主は鳥天狗によって呪い殺されたのではないかという噂で持ち切りだ。事件の1週間前に、神主は鳥天狗のミイラが奉られている祠をコンクリートで埋めてしまっていた。
みさきの幼なじみである警察官の合田(渡部豪太)から話を聞き、事件に興味をもった湯川は、コンクリートの壁を崩して祠の中を調べようとする。そんな中、そこに小島結衣(香椎由宇)という女性が一同の前に姿を見せた。彼女もまたみさきの幼なじみであり、神主と最後に会話をした人物だ。
神主の死因について謎が深まる中、新たな事件が発生する。結衣の両親、太一(中丸新将)と啓子(宮田早苗)が自宅で殺害され、現場の壁には「鳥天狗」の文字が書かれてたのだった…。
第7話のメインゲストは香椎由宇
第7話のメインゲストは、血の繋がらない父から虐待を受けて育った女性に扮した、香椎由宇。現場の様子から、結衣の両親は何者かによって殺害されたであろうことは容易に想像がつく。
しかし、湯川は、銃で撃たれた父・太一がロッキングチェアに座った状態であることに疑問を抱いた。もし第三者によって撃たれていたら、椅子の揺れで身体は前にずり落ちるはず。湯川の推理によって、2人は殺されたのではなく、心中自殺をしたというのが明らかになった。
自殺を殺人に見せかけたのは、他ならぬ結衣である。自殺だと保険金が下りないため、他殺に見せかけたのだった。湯川は結衣の壮絶な生い立ちに同情を寄せ、真実を公にはせず、すべてを彼女とその恋人である合田の判断に委ねるのだった。