第8話『演技る/vs狂気の女優! 夜空に舞う花火の下で殺人劇場の幕が開く…』
人気劇団で代表をつとめる駒田良介(丸山智己)の遺体が、自宅マンションで発見された。駒田は亡くなる直前、劇団のスター女優・神原敦子(蒼井優)と衣裳係の安部由美子(佐藤仁美)に電話していた。電話をかけてきたものの、無言をつらぬく駒田の様子に異変を感じた2人は、マンションを訪れ遺体を見つけたというわけだ。部屋はマンションの20階にあり、完璧に施錠されていた。
岸谷は捜査を進める過程で、駒田と敦子が付き合っていたことを知る。岸谷は敦子が犯人ではないかと直観するが、彼女にはアリバイがある。そんな中、湯川は敦子のアリバイが完璧ではないことを見抜く…。
第8話の犯人を演じたのは蒼井優
第8話の犯人は、蒼井優が演じた有名劇団の看板女優・神原敦子。彼女は駒井を殺害すると携帯電話を持ち出し、由美子と合流。ポケットの中に忍ばせた駒井の携帯から由美子に電話をかけ、2人で現場に駆け付けたタイミングで、どさくさに紛れて携帯を元に戻したのだった。
アリバイ工作が見破られても、次なるトリックを仕掛ける敦子は、湯川学が手を焼くほどのIQの持ち主である。しかし、仮説と実験を繰り返す、湯川の科学精神は彼女の知性を上回る。
湯川にトリックを見破られ、理性が崩壊するかと思いきや、「この経験も演技に活かせる」と不敵な発言を残す敦子。湯川の名推理もさることながら、蒼井優のサイコパス演技が印象に残る回だ。