⑨長編小説『沈黙のパレード』(2018)
原作内容
2018年の「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第1位に輝いた、ガリレオシリーズ第9弾。6年ものブランクを経て発表されたシリーズ4作目の長編作品である。映画化作品としては『容疑者Xの献身』、『真夏の方程式』に続く3作目。前作『禁断の魔術 ガリレオ8』の4年後のエピソードを描く、書き下ろし作品だ。『禁断の魔術』の最後でニューヨークへと旅立った湯川がカムバック。これまで「准教授」だった地位は「教授」へとステップアップしている。
映画『沈黙のパレード』(2022)として実写化
映画『沈黙のパレード』あらすじ
失踪中の女子高生の遺体が発見された。容疑者は草薙(北村一輝)がかつて担当した少女殺害事件の容疑者であり、無罪となった男・蓮沼(村上淳)。蓮沼は今回も証拠不十分で逮捕に至らず、女子高生が住んでいた町に戻ってきた。蓮沼への憎悪をたぎらせる住民たち。そんな中、町では夏祭りのパレードが行われることになるのだが…。
事件の鍵を握る男・蓮沼に扮するのは村上淳
女子高生殺害事件で逮捕され、証拠不十分で釈放される男・蓮沼役は、インディペンデント映画から大作まで幅広い作品で活躍する村上淳。『沈黙のパレード』で描かれる殺人事件の鍵を握る、重要なキャラクターを演じる。