③長編小説『容疑者Xの献身』(2005)
原作内容
連載:『オール讀物』2003年6月号 – 2004年6月号、2004年8月号 – 2005年1月号 (連載時の題名は「容疑者X」)
2003年から文芸誌『オール讀物』に連載され、2005年8月に文藝春秋より出版された「ガリレオ」シリーズの第三弾にして、初の長編作品。本格ミステリ大賞、直木三十五賞をはじめ、国内の著名な文学賞を受賞し、東野圭吾の代表作となった。2008年にテレビドラマ『ガリレオ』の劇場版として映画化。その後、2012年に韓国版、2017年に中国版の映画が製作されている。
映画『容疑者Xの献身』(2008)として実写化
公開日:2008年10月4日
監督:西谷弘
脚本:福田靖
撮影:山本英夫
音楽:菅野祐悟
出演:福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、品川祐、渡辺いっけい、真矢みき、金澤美穂、長塚圭史、松雪泰子、堤真一
【映画版あらすじ】
郊外で弁当屋を営む花岡靖子(松雪泰子)は、女手一つで中学生の娘・美里(金澤美穂)を育てている。そんな2人のもとに、かつての亭主・富樫慎二(長塚圭史)が姿を現す。富樫は2人が暮らすアパートに押し入り、金を要求。両者の口論はヒートアップし、不運が重なり靖子と美里は富樫を殺害してしまう。
大きな物音を聞きつけ、隣人の石神(堤真一)が部屋に駆け付けると、靖子と美里は遺体の前で途方に暮れていた。天才的な頭脳を持ちながら、ワケあって高校の数学教師に落ち着いた石神は、長らく生きる意味を見失っていたが、花岡親子との交流で人生の希望を回復。石神は靖子と美里に恩を感じており、警察には通報せず、2人が罪に問われないようなトリックを考案する…。
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映画「容疑者Xの献身」東野圭吾「ガリレオ」シリーズ最高傑作。天才同士による頭脳戦の結末は?<あらすじ、ネタバレ>