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大人も夢中になるワケは…? 凪を主人公に配した深すぎる理由。 映画『劇場版ブルーロック EPISODE 凪 』考察&評価

4月19日(金)より『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』が公開中。本作は、大人気サッカーマンガ『ブルーロック』の物語を、凪誠士郎の視点で描くスピンオフ作品『EPISODE 凪』が原作。今回は忖度なしのレビューをお届け。(文・ジュウ・ショ) 【あらすじ キャスト 声優 考察 解説 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:ジュウ・ショ】

フリーランスとしてサブカル系、アート系Webメディアなどの立ち上げ・運営を経験。コンセプトは「カルチャーを知ると、昨日より作品がおもしろくなる」。美術・文学・アニメ・マンガ・音楽など、堅苦しく書かれがちな話を、深くたのしく伝えていく。→note

本編主人公・潔のライバル
凪 誠士郎の目線で描かれる『ブルーロック』

©金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会 
©金城宗幸三宮宏太ノ村優介講談社劇場版ブルーロック製作委員会

4月19日(金)、『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』が公開された。今作は、2023年11月時点で累計部数は3000万部を突破している大人気マンガ『ブルーロック』(講談社)初の劇場版アニメだ。

今作は原作のスピンオフ漫画作品である『ブルーロック-EPISODE 凪-』(同社)を原作としており、主人公は、原作でも大人気のキャラクター・凪 誠士郎である。公式人気投票では3位にランクイン。その飄々としたキャラクターと、卓越した身体能力とのギャップに萌えてしまう魅力的な人物だ。

今作の主人公は「めんどくさい」が口癖の無気力な高校2年生・凪 誠士郎。彼は同級生であり御曹司の御影 玲王に誘われるままサッカーを始める。もともと才能のあった凪は徐々に頭角を現し、ブルーロックプロジェクトに招待されることに。ライバルたちとの熱い戦いを通して、無気力だった凪は自身の欲求(エゴ)を認識し始める……。

物語の大筋としては、凪と、彼の”世話役”的なポジションにいる御影 玲王との絆を描いている。「俺についてこい」的な性格の玲王と、何においても「めんどくさい」が先にくる凪との関係性がどう変化していくのか……という点が見どころだ。

ちなみに映画の特典では、凪と玲王が原宿に遊びに行く短編マンガ『ブルーロック EPISODE原宿』(公開1週目)、『ブルーロック EPISODE表参道』(公開2週目)がもらえる。

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