ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » 最も再現度が高かったキャストは? 実写版『ゴールデンカムイ』徹底考察&解説。実写版のMVPは誰? 忖度なしガチ評価 » Page 3

白石(矢本悠馬)はハイテンション過ぎな部分も?

矢本悠馬
矢本悠馬映画ゴールデンカムイ公式インスタグラムより

白石由竹は今作で最もお調子者のキャラクターだ。「北海道のどこかの刑務所にいる美人シスターに会うために、逮捕と脱獄を繰り返していたら死刑になった」という設定が、既にアホすぎておもしろい。世界一おバカな脱獄王である。

本作での再現度はすごく高かったように思う。特に「捕らえられた杉元を救うために、全身に油を塗りたくって、ふんどし一丁で鉄格子から侵入するシーン」は再現度高すぎて笑ってしまった。原作ではタコみたいにぬる~っと、気持ち悪~い感じで侵入するが、映画でもしっかり気持ち悪かった(誉め言葉)。

白石はこの作品随一のお調子者で、映画内でも基本的にずっとハイテンションだった。しかし忘れてはいけないのが「白石は根っこが軽薄な人間である」という点である。原作でも白石は杉元一派を裏切るような動きも見せたりする。

原作に比べてシリアス多めの雰囲気だったこともあり、本作では「ちょっとやりすぎかも」と思うほどのハイテンションだったが、次回以降は別の顔も見られるのか……是非とも期待したい。

1 2 3 4 5 6 7 8
error: Content is protected !!