ジョディ・フォスター大逆転となるか?
★助演女優賞ノミネート
『オッペンハイマー』エミリー・ブラント
『カラーパープル』ダニエル・ブルックス
『バービー』アメリカ・フェレーラ
『ナイアド ~その決意は海を越える~』ジョディ・フォスター
『ホールドオーバーズ(仮題)』ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
一時は、この部門が最も簡単な選考になると思われていた。というのも、初期の予想では『キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン』のリリー・グラッドストーンがこのレースにエントリーされるだろうと予想されていたからだ。
しかし、グラッドストーンは同部門ではなく主演女優賞レースにエントリーした。このことで同部門の受賞の可能性は現在大きく開かれていると言える。
受賞可能性が最も高い人物として、映画『ホールドオーバーズ』の女優ダバイン・ジョイ・ランドルフが挙げられる。本作でランドルフは、ベトナム戦争で息子を亡くした学校のコックを演じており、この映画の心臓部分であり、傑出したパフォーマーだ。さらに彼女はゴールデングローブ賞と批評家賞を受賞している。そんなランドルフの強力な競争相手となるのは『オッペンハイマー』の女優エミリー・ブラントとなる。
『バービー』のアメリカ・フェレーラもノミネートされてはいるが、『バービー』は監督賞と主演女優賞を逃したことを考えると、受賞に十分な支持は得られないかもしれない。
『カラーパープル』の女優ダニエル・ブルックスにも同じことが言える。
ジョディ・フォスターは『TRUE DETECTIVE』(2014〜)(10年前にマシュー・マコノヒーが受賞した作品)でスクリーンで活躍していた。しかしもしフォスターに賞が授けられれば大逆転となるだろう。