助演男優賞の最有力候補はロバート・ダウニー・Jr
★助演男優賞ノミネート
『アメリカン・フィクション』スターリング・K・ブラウン
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』ロバート・デ・ニーロ
『オッペンハイマー』ロバート・ダウニー・Jr.
『バービー』ライアン・ゴズリング
『哀れなるものたち』マーク・ラファロ
2009年のアカデミー賞では、俳優ロバート・ダウニー・Jrは助演男優賞の受賞を逃し、クリストファー・ノーラン作品の『ダークナイト』の俳優ヒース・レジャーが受賞した。
あれから15年、ロバート・ダウニー・Jrのアカデミー賞最有力候補は同部門だが、今回はノーラン映画の俳優としてノミネートされている。彼は『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』や、『チャーリー』にてノミネート経験を持つが意外なことに受賞経験がない。そのため今回はノーラン作品で受賞の可能性が非常に高いと見られる。
また俳優ライアン・ゴズリングが『バービー』でノミネートされており、本作にとって同部門は大きな賞を狙える最良のチャンスのひとつでもある。また俳優ロバート・デ・ニーロは『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』にて、ここ数年で最も評価の高い演技を見せている。
俳優スターリング・K・ブラウンは遅まきながら急浮上しており『アメリカン・フィクション』は強力な支持を得ているため、彼の受賞も完全に否定はできない。
一方、『哀れなるものたち』では俳優マーク・ラファロが俳優ウィレム・ダーフォーを抑えてにノミネートされた。アカデミー会員は、もしかすると、主演女優賞や監督賞に『バービー』をノミネートしなかった批判を考慮し助演男優賞には俳優ライアン・ゴズリングを選ぶかもしれない。というのも『バービー』がノミネートする作品賞は『オッペンハイマー』が受賞することが有力だからだ。しかしながら同部門はロバート・ダウニー・Jrが受賞する姿以外想像し難い。