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『フルメタル・ジャケット』のあらすじ【ネタバレあり】

『フルメタル・ジャケット』の1シーン【Getty Images】
映画フルメタルジャケットの劇中カットGetty Images

厳しい訓練を乗り越え、一人前の海兵隊員として認められた新卒兵士たちは、ベトナムへの派遣を命じられる。報道部員として活動したジョーカーは上官の注目を浴び、前線での取材を任せられる。

また、訓練所での同期・カウボーイ(アーリス・ハワード)と再会を果たし、彼が所属する小隊に同行することとなる。ある日、カウボーイたちは情報部から敵が後退しているとの情報を受け取り、確認のためにベトナム・フエ市街へと派遣される。

しかし、戦闘地域で小隊長が砲撃によって戦死し、さらには分隊長が仕掛けられた罠の犠牲となる。

生き残ったカウボーイは隊の指揮を引き継ぐも、進路を誤り転進しようとした際に、狙撃兵による待ち伏せに遭遇し、2人の仲間が命を落とす。無線で前線本部に指示を求めるカウボーイは、廃墟ビルの陰に身を隠すものの、崩れた壁の隙間から飛んできた銃弾に倒れる。

ジョーカーら残存メンバーは、狙撃手に対する復讐を心に決め、煙幕を巻きながら、狙撃手が隠れていると思われるビルに潜入することを決断。しかしジョーカーが目にした狙撃手の正体は、驚くことにまだ幼い少女であった。

ジョーカーは彼女からの攻撃を受けるが、幸いなことに、味方のラフターマン(ケビン・メージャー・ハワード)が駆けつけ、彼女を撃つ。

致命傷を負った少女は祈りながらとどめを刺すようにジョーカーに懇願し、ジョーカーは複雑な思いを抱きながらも拳銃の引き金を引く。

ジョーカーらは五体満足で任務を完遂できることへの期待に胸を高鳴らせ、陽気に歌いながら闇夜の戦場を進んでいくのだった。

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