芝刈り機の場面がヤバい。駄作と評判も真の評価は? 映画『ハプニング』考察。コロナを予言…? ウイルスの原因は? 徹底解説
text by 編集部
映画『ハプニング』イラスト:naomi.k
ハプニング
2.5
- 原題:
- The Happening
- 製作年:
- 2008年(アメリカ)
- 監督:
- M・ナイト・シャマラン
- 脚本:
- M・ナイト・シャマラン
- 撮影:
- タク・フジモト
- 音楽:
- ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 配給:
- 20世紀フォックス
- 上映時間:
- 91分
- 演出:
- 12点
- 脚本:
- 8点
- 配役:
- 7点
- 映像:
- 11点
- 音響:
- 10点
映画『ハプニング』演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説。未知のウィルスに脅かされるハプニング映画。監督は『シックス・センス』や『サイン』などのホラー作品を手掛けるM・ナイト・シャマラン、主演はマーク・ウォールバーグ。失敗作との声も強い本作の特徴を多角的な視点から紐解く。〈あらすじ キャスト 解説 考察 評価〉
ハプニングのあらすじ【ネタバレなし】
舞台は現代のニューヨーク。ある日突然、人々は次々に生きる意思を失い、突発的に自殺を遂げる。ある者は髪に差したヘアピンで自身の頸動脈を突き、ある者は高所から衝動的に身を投げる。彼らは恐怖で泣き叫ぶこともなく、何かに憑りつかれたように、淡々とした様子で死を選ぶのだった。
フィラデルフィアの高校では、理科教師のエリオット(マーク・ウォールバーグ)が講義を行っている。数日前から、アメリカ全土からミツバチが失踪したことが話題になっている。エリオットは「自然界では、人間には理解ができない事象が起こる」と話す。
そんな矢先、校内放送が流れ、エリオットを含めたすべての教師が学長に呼び出された。原因不明のウイルスによって人々が次々に謎の自殺を遂げているようだ。ウイルスは自然に流出したのか、テロ集団によってばら撒かれたのか、現時点ではわからない。
エリオットの妻・アルマ(ズーイー・デシャネル)もまた、不安な様子でテレビのニュースに視線を向けるのだった…。