空飛ぶチョコレートに心躍るミュージカル
若き日のウォンカを描くオリジナルストーリー
ウィリー・ウォンカ(ティモシー・シャラメ)は、幼い頃に母と約束した「いつか世界一のチョコレート店を作る」という夢を叶えるために、チョコレートの町へやってきた。
彼のチョコレートはその味もさることながら、宙に浮いたり、髪の毛がフサフサになったりと、楽しい魔法がかかっている。ウォンカは、自らの作ったチョコレートを町の人々に振る舞うと、瞬く間に評判を呼んだ。
しかし、それをよく思わない町のチョコレート組合の3人組に妨害されてしまう。なぜなら、この町では夢を見つことは禁じられているからだ。
ウォンカは警察に注意され路頭に迷ってしまうが、ある宿に導かれる。だがその宿は、がめつい婦人スクラビット(オリヴィア・コールマン)が経営するぼったくり宿であった。スクラビットに騙され多額の借金を背負ったウォンカは、地下のランドリー工場で30年間働かされることになってしまう。
そこには、ウォンカと同じように騙され働かされている孤児の少女・ヌードル(ケイラ・レーン)や、配管工のパイパー(ナターシャ・ロスウェル)、電話交換手のロッティー(ラキー・タクラー)、会計士のアバカス(ジム・カーター)、芸人のラリー(リッチ・フルチャー)がいた。
ウォンカは絶望的な状況でも諦めず、ランドリー工場を抜け出しチョコレートを売り続けるが、オレンジ色の顔に緑色の髪の毛の小さな紳士・ウンパルンパ(ヒュー・グラント)に、売り物のチョコレートを盗まれてしまう。
しかし、困難もなんのその、仲間たちと協力して乗り越え、ついに念願のチョコレート店開店にこぎつける。
そこへまたしてもチョコレート組合の3人組と、チョコレートの賄賂を受け取って太った警部(キーガン=マイケル・キー)が現れ、彼らの謀略により、ウォンカはすべてを失い、町を追い出されてしまう。
果たして、ウォンカは夢を叶えることができるのか…!?