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林原めぐみの「一人二役」ー配役の魅力

声優の林原めぐみ
声優の林原めぐみ【Getty Images】

前作『東京ゴッドファーザーズ』(2003年)では、非専業声優を積極的に起用していた今だが、本作では他のアニメ作品のイメージを取り込んで作品のイメージをより厚くするという目的のもと、専業声優を積極的に起用。キャスティングにおいては、声優の内面とキャラクターの内面の一致を心掛けたという。

なんといっても注目は、主人公である千葉敦子とパプリカの二役を演じる林原めぐみだろう。『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイや『らんま1/2』の早乙女らんまなど、本作では同一人物である2人を見事に演じ分けている。

また、天才研究員・時田を演じるのは、『巨人の星』の星飛雄馬や『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイで知られる古谷徹。今まではヒロイックなキャラクターを演じてきた古谷だが、本作では、はじめて頼りない巨漢の男性役に挑戦している。

そして理事長・乾清次郎役を演じるのは、『東京ゴッドファーザーズ』で主人公・ギンちゃんを演じた江守徹。ギンちゃんとは違った落ち着いた声で、作品の黒幕を見事に演じている。

なお本作には、監督の今と原作者の筒井もバーテンダー役で特別出演。作品に花を添えている。

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