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鳥山明の悲願

©バード・スタジオ/集英社 ©SAND LAND製作委員会
©バード・スタジオ/集英社 ©SAND LAND製作委員会

ラオは『ドラゴンボール』における人造人間編で登場した人造人間20号(ドクターゲロ)にも類似点を感じる。

人造人間20号は、同編にてラスボス的に登場したのだが、当時の担当編集者に「え?ジジイですか!?」と却下され、その後、少年・少女の姿である17号、18号、そして、昨年公開された『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』でもピックアップされた、セルが登場したという逸話がある。

自身の意向とは関係なく超人気作品ゆえに連載が続いてしまった、巨大コンテンツ『ドラゴンボール』の重責から解放され、その後、描きたいものを自由に表現したと思われる『SAND LAND』。

鳥山明は、かつて人造人間20号として具現化されながらも、志半ばで終わった「ジジイだけど強くて魅力的」という思い入れのあるキャラクターを、ラオに投影したのではないかと、筆者は睨んでいる。

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