『ニュー・シネマ・パラダイス』【ネタバレあり】あらすじ
それから月日が経ち、立派な青年となったサルヴァトーレ(マルコ・レオナルディ)は、自主映画制作に熱を上げる傍ら、町の美少女・エレナ(アニェーゼ・ナーノ)と恋に落ちる。しかし、幸せな時間は続かない。
サルヴァトーレは兵役に就くため、しばらくの間村を離れることになる。兵役を終え村に帰ると、「新パラダイス座」には代わりのスタッフがおり、エレナとは連絡がつかない。失意の底に沈むサルヴァトーレ。
アルフレードはそんな彼に、外の世界を知らないで一生を終えるのはもったいない、若いうちに村を出て、二度と戻ってきてはいけないと伝える。サルヴァトーレはアルフレードの厳しくも愛のある言葉を胸に、村を出ていくのだった。
都会で映画監督として成功したサルヴァトーレは、アルフレードの葬儀に参列するため、30年ぶりに帰郷。すでに閉館した「新パラダイス座」は取り壊され、町の景観は様変わりしている。
都会に戻ったサルヴァトーレは、アルフレードの形見であるフィルムの切れ端を映写機にかける。スクリーンには、かつて牧師の検閲によってカットされた、様々な映画のキスシーンが次々と映し出されていくのだった。