ダークナイト 【ネタバレあり】あらすじ
ジョーカーの暴走は止まらない。ローブの追悼式に部下を紛れ込ませ、市長の暗殺を試みるが、ゴッサム市警のジム・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)が身を挺して阻止する。
ジョーカーの脅威が広がり、ウェインは自身の正体を明かそうと決心。しかし、その前にデントが「私がバットマンである」と名乗り出るのだった。デントはその場で逮捕され、刑務所に移送されることになるが、その途中でジョーカーの襲撃に遭う。しかし、バットマンと復帰したゴードンの活躍により、ジョーカーは逮捕される。
晴れてジョーカー逮捕に成功したのも束の間、ジョーカーの部下によって、デントとレイチェルが別々の場所で人質に取られる事態に。バットマンとゴードンは2手に分かれて救出に向かうが、レイチェルは死亡し、デントは火災によって顔半分にひどい火傷を負う。
同じ頃、警察署ではジョーカーが予めセットしていた爆弾が破裂。混乱に乗じてジョーカーは脱獄に成功する。ジョーカーは、レイチェルを失ったことで絶望しているデントに接近。レイチェルを救えなかったバットマン及びゴードンを憎むように誘導し、デントの心は悪に支配されてしまう。
ゴッサムシティの支配を目論むジョーカーは、2隻の船を占拠。一隻は囚人移送船であり、もう片方には多数の市民が乗っている。ジョーカーは両方に爆弾を仕掛けた上で、お互いの船で殺し合うように指示。午前0時までにどちらかを爆発させないと、両方の船を破壊すると宣言する。
バットマンはジョーカーの居場所を突き止め、両者は激しい攻防戦を展開。そんな中、時刻は午前0時を迎える。しかし、囚人も市民も殺し合いを望まず、2船とも無事なままだ。ジョーカーは両方の船を爆破しようとするが、バットマンに阻止され、そのまま捕獲されるのだった。
一方、デントはゴードンを呼び出す。ゴードンの目の前で彼の息子を射殺しようとするが、そこにバットマンが現れる。デントは殺害対象を決めるためのコイントスを行い、ハズレを引いたバットマンが撃たれる。次にゴードンの命運を決めるコイントスが行われるが、デントの隙を突いてバットマンが体当たり。デント、バットマン、ゴードンの3人は窓から転落する。バットマンは2人を救おうとするが、デントは助けることができない。
ゴッサムシティの希望であったデントが、憎悪に取り憑かれ犯罪者として死んだ。この事実が公になれば、市民が絶望することは間違いない。そのため、バットマンはデントの罪をすべて被り、悪者になることを引き受ける。ゴードンは逃げゆくバットマンを見つめながら、「彼は沈黙の守護者、ダークナイト(黒き騎士)」だと評するのだった。